明日が起きるまで
午前0時をまわったところ、僕のよるのばけものは目を覚ます。
今日はどうだったか、なかなか動かない電車の中でお気に入りの曲を聴いて反省会をする。
月が落ちていくのが見えた。
明日になるまで窓から空を見てみた。
吐息は白く、とても寒かった。
賑やかなところからひとりになると急に孤独を感じた。
今日もかえって歌をうたう。
明日になるまで読書をしていたら目を閉じていた。
そんな日もあるさ。
夜はどうしても感傷的になる。
弱い自分が見える。
でも強く生きていきたい。
太陽が昇り、今日が目覚めた時、よるのばけものは消えた。