まるい空
人付き合いは苦手だ、コミュ障というやつだ。こういった僕らは生きにくい。
「もうダメだって」塞ぎ込んだらもう一人の強い僕が喝を入れて立たせる。
そんな社会にうまくなじめない僕ら。
何気ないありふれている時間、限られている時間、流れている空気もいつかは終わるもの。
いつかこの生活も終わりが来て次の生活が来る。楽しい事はずっと続かないとどこかの偉い人が言っていた。
偉い人が言うことも正しいと思うが、思い出を忘れなければ続いていくとも思う。
手を繋ぐとひとつの輪ができる。
そこから見たまるい空は忘れることはない。
きっとまたあの声が聞こえてくる。